AI同人漫画は激戦区!?CG集やゲームよりオススメできない理由を解説!

6月 2, 2025

※本記事にはプロモーションが含まれています

「売れるAI同人サークルになる着実な方法」の記事では、
CG集でファンを集めてゲームで収益を跳ねさせる戦略をお書きしました。

「じゃあ同人漫画ってどうなの?」
と思う方もいると思いますが、2025年5月現在、個人的にAI漫画はオススメできません。

AI漫画でめちゃくちゃ売れてる人もいますよね…?

という指摘もごもっともです。
1000円単位のAI漫画が10000部売れてたりすることもあり、
「AI漫画、ワンチャンあるやん!」と思って挑戦したくなる気持ち、すごく分かります。

夢のある市場ではあります。

しかし、それでも自分は
本当にクオリティの高い漫画を作れる人以外には、AI漫画をオススメしません。

その理由を1つずつ見ていきましょう。

AI同人漫画をオススメしない理由その1:競争が激化している

CG集よりは制作に時間がかかるが、ゲームほど特殊な知識が必要なわけではない。

その"ちょうどよさ"とヒット作品の影響から、
AI漫画にチャレンジする人が増えてきました。

市場が活気づくのはもちろん良いことですが、
その分競争がめちゃくちゃ激化していると感じます。

実際に作品を読んでみると分かる、プロの漫画家に比肩するレベルの
表現力、分量、ストーリーの構成力…。

聞いた話ではありますが、
出版社の編集部がチーム単位でAI漫画の制作に挑んでいる
という話もあったりします。

夢のある話だからこそ、競争も激しくなるわけですね…。

それゆえ、同人制作初心者の方が挑んでもまず勝てない!
という状況になっています。

同人制作が初めての方、AI漫画に挑んで撃沈した方は
まずはCG集の制作から始めてみることをオススメします。

理由その2:初期投資が必要

それでもAI漫画で頭ひとつ抜きん出たい方に有効なのが、
というよりほぼほぼ必須になっているのが、作品制作への投資です。

同人漫画をつくるのに初期費用がかかるんですか…?

具体的に言うと、「作品のクオリティのために制作の一部を外注する」ことです。

たとえば、表紙のデザインやコマ割り・コマ枠の作成、シナリオライティングなど。
これらはX(旧Twitter)やココナラ、クラウドワークスなどにて仕事を受ける専門の人がいます。

ココナラで「同人誌 表紙」と検索すると100件を超える受注者がヒット。

実際の漫画でも、背景を描くアシスタントや小物の3Dモデル制作、
ロゴ・タイトルのデザインやストーリー原作など、
多くの外注が行われているものです。

個人や有志が趣味で作るものが同人誌だったはずでは…。

もちろん趣味で作品を作るのは全然OKではありますが、
特にAI漫画で売れたい! 稼ぎたい! というのであれば、
プロと同じフィールドで戦うレベルの覚悟を持ったほうがよいでしょう。

特に、売れているAI漫画作品は、
表紙制作だけで10万円前後の投資をしています。

その投資費用を、クオリティの高いAI漫画の売上で回収するイメージですね。

クオリティが伴わないと赤字もあり得ますね…。

同じく初期投資をするのであれば、
数千円でRPGツクールを購入して始められるゲーム制作をオススメします。

理由その3:AI専用フロアに隔離

クオリティもUPするし、外注費も払う。AI漫画に挑戦するぞ…!
というのも、もちろんサークル主さんそれぞれの自由ではあります。

ですが、それでもゲームをお勧めしたい理由が「AI専用フロア」の存在です。

CG集と漫画は、販売されるプラットフォームがこの「AI」というフロアになります。

2024年春から作られた、事実上の隔離エリア。

ゲーム作品は、最低限のクオリティがあればこの「ゲーム」フロアに並びます。

ユーザーがAIフィルターをオフにしていれば、通常のゲームと同様の場所に表示される。

この差がものすごく大きいこともあって、
やはり初心者の方にはゲーム制作で収益をあげることをオススメしたいものです。

でも、万単位で売れてるAI漫画もありますよね…ってことは、AI専用フロアも盛況なのでは?

という疑問も出てくると思います。
しかし、実際にAI専用フロアを見てみると、ごく一部の売れている作品の陰で
一ケタしか売れてないAI漫画がたくさんあります。

華やかな夢の裏側には、厳しい現実。

ではなぜごく一部の漫画は売れるのかというと、
先述の「プロレベルのクオリティ×高コストの外注費」に加え、
FANZAのランキング機能が理由にあります。

FANZAのTOPページに、AI漫画が…!

通常、AI漫画はAI専用フロアに隔離されているのですが、
ヒット作品となればランキング入りし、FANZAのTOPページに掲載されます。

すなわち、
ごく一部のAI漫画にのみ、AI専用フロア以外に載る権利が与えられる
ということ。

これがAI漫画の大半が一ケタしか売れず、
ごく一部のAI漫画が大量に売れるという格差のカラクリです。

そしてそのごく一部に入るには、プロレベルのクオリティと先行投資が必要…。

AI漫画をオススメできない理由、ご理解いただけたかと思います。

ちなみに販売フロアの面ではAI生成のCG集も漫画と同じ条件なのですが、
漫画ほど制作時間が必要ではなく、高スパンで出せるうえに
AI漫画ほど競争が激化している印象ではないので、
初心者のファーストステップはセリフつきのCG集をオススメしています。

そして、高スパンのCG集でコアファンを獲得したうえで、
一般作品と同様のフロアに陳列されるゲームをリリースする戦略を勧めています。

AI漫画に挑戦するなら、まずはこのレベルを目指そう

ここまで書いても、なお…。

「それでもAI漫画に挑戦したい!」
という方もいるかもしれません。

そうした方に、メガヒットを出す方法は解説できませんが、
「最低限このレベルの作品を目指そう!」
という教科書的な作品は提示できます。

こちらの作品は、当サークル「フツメン屋」から出されている
「漫画でわかる!いきなりちんぽ挿れて女を沼らせるモテモテ即ハメテクニック」
という作品です(改めて書くと恥ずかしいな…)

この記事の執筆時点で2600部売れているので、
割引キャンペーンを繰り返しつつ根強く売れた、中規模ヒット作ではあります。

ランキング入りして1万部売れたようなメガヒット作品ではありませんが、
「最低限このレベルを作れるようにはなろうね!」
というラインを提示している、参考にしやすい作品だと思います。

参照できる作品があると、制作も捗りやすいはず…!

やはり初心者のAI同人サークルにはCG集とゲームを勧めたくはあるのですが、
それでも漫画をつくりたい! という方に、制作のお供にしてほしい作品です。

レビューを見るだけでも、なんとなくどんな作品で、
どういった部分が評価されているかが分かるかと思います。
そして、よければぜびご購入を!