CGの詰め合わせはもうやめよう!売れるAI同人サークルになる着実な方法とは
「なぜあなたのAI同人作品は売れないのか」という記事にて、
その理由を「誰もあなたの作品を発見してくれないし、魅力が伝わらないから」と書きました。
まれに最初の作品で1000部以上の売上を出しているサークルもありますが、
あれは運がよかったり、有名なサークルがのれん分けしてたりする例外です。
AIはまだまだ賛否両論のため、既存の同人サークルが名義を変えてAI専門の同人サークルを立ち上げることもあるようです…。
こういった一種のバグを基準にすると、初手1000部超えは当然! と思ってしまいますが、
同人サークルであふれている今は、ほぼほぼないと考えてください。

当サークル「フツメン屋」の最初の作品は、FANZA掲載から約2年経っても700部程度。そんなもんです。
そんなもんですが、作品の累積とヒットコンテンツにより、以下のような収益に至ることも可能です。

AI同人サークルの「売れない」アプローチ2選
売れるアプローチの前に、まずは「やってはいけないこと」を語らせてください。
まず同人活動で厄介なのが、中身のクオリティをいくら突き詰めても売れるとは限らないこと。
AI生成作品であれば、なおのこと埋もれてしまう可能性が高いです。
既存のファンではない新規のユーザーが作品の中身に触れるのは、
たまたま見かける→商品をクリックする→購入する(またはサンプルをDL)
という三段階を経てやっとです。
知名度がない状態だと、いくら中身を練っても爆売れすることはまずないと考えたほうがいいでしょう。
これが、前回の記事で書いた
「渾身のAI漫画やゲームを作ったけど売れない!」というお悩みの答えですね。
- AIイラスト数百枚入りのCG集を作ったけど売れない!
- 渾身のAI漫画やゲームを作ったけど売れない!
- FANZAの審査期間がどんどん伸びてる!もうダメかも!
※この3つのお悩みは、この記事を読むことで解決の糸口が見えます
渾身の作品が売れないなら、量より質でCGの詰め合わせを売りまくれば…。
それについても「待った」です。
イラストだけを詰め合わせたCG集をたくさんリリースしたとしても、
ユーザーはもうAIイラストに見慣れているのでまず売れません。
さらに、FANZAなどのプラットフォーム視点だと、
「このサークル、審査が大変なわりに全然売れないな」
となります。
これが一番やってはいけないことで、要するに
同人プラットフォームから嫌われる同人サークルになってしまう
ということです。
繰り返しますが、これが一番やってはいけないことです。
例えるなら、町内会から嫌われてしまったお店って感じですかね…。
プラットフォーム側が情報を公開していないため、
あくまでネット上の情報の推測にはなりますが、
プラットフォームはAI同人サークルにランク(ティア)を付けており、
そのランクが高いほど審査がスムーズで、ランクが低いと審査が遅くなります。
個人的には、同人作品の審査期間が2週間を超えると、そのサークルは危険信号です。
審査の詰まり具合にもよるので、あくまでご参考までに…。
実際のところ、イラストだけを数百枚集めたCG集を売っているサークルは、
審査期間が2週間、1ヶ月、数ヶ月…と伸びているのをXのポストなどで確認しています。
これは明らかにプラットフォームから付けられたランクが低く、
「あなたの作品は審査を後回しにしますよ」と言われているのと同じです。
これにムキになって「じゃあ審査期間が長くなってもいいので作品を量産しますよ!」
となると、売れないし審査期間が長引くし、工数だけが重なっていく泥沼になります。
そのため、イラストだけを数百枚集めたCG集を売り続けるのは避けることをオススメします。
一時期からそういうサークルが一気に増えたんだけど、
誰かが情報商材とかでそういう手法を広めたりしたのだろうか…。
AI同人サークルが売れるようになるには
さて、前置きが長くなりましたが、ようやく売れるAI同人サークルになるためのアプローチについてです。あくまでフツメン屋としてのやり方にはなりますが、オススメの方法は
セリフつきCG集を数本公開してから、ゲーム作品をリリースする。
こちらになります。
たとえば1~3作目はセリフつきCG集で4作目はゲーム、といった感じですね。
まずは作りやすいセリフつきCG集から始め、徐々にファンを集めてからゲーム作品で売上をUPするというやり方です。
ゲーム作品は、作るの自体なかなか大変ではありますが(体感でCG集の5倍程度)、
プログラミングスキルが一切なくても制作可能です。
さらに、2025年5月現在、FANZAでは最低限のクオリティがあるAI利用のゲーム作品は、
「ゲーム・一部AI」というくくりで、なんと一般作品と同じ「ゲーム」フロアに出品されます。

AI生成作品だけどここに陳列。
これがどれだけアドかは、AI生成作品をリリースした方なら分かるはず。
そのため、
CG集でサークルとしての基礎を固め、ゲーム作品で売上を跳ねさせ、
またCG集でファン集め→ゲーム作品で跳ねさせる…
というサイクルをオススメします。
セリフつきCG集に関しては、まずは以下の記事から読み進めるのをオススメします。
ゲーム作品についての解説記事はこちらから。
もちろん、これはフツメン太郎自身が経験をもとに導き出したやり方ですので、
「ゲーム作品特化で勝負するぞ!」というのも全然アリだと思います。
そうした方は、上記のリンクのうちゲームのほうをいきなり読んでも全然OKです!
1作品にこだわりすぎず、とはいえ質の低い作品を量産せず…という、
バランスの取れたやり方をそれぞれの記事で解説しています。
興味のあるほうからぜひ読んでみてくださいね!












